
実は軽いランドセルの「軽い」の意味は本体の重さではありません。
本体重量は材質で決まると言われています。
材質には「クラリーノ(人工皮革)」と「牛革・コードバン(天然皮革)」の2種類があります。
重量でいえばクラリーノは軽いと言われ、牛革は重いとされています。
実際の商品で比較してみると、こんな感じです。
・クラリーノ素材ランドセル→:フィットちゃんランドセルあい・愛ティアラ:1,080g前後
・牛革ランドセル重量→土屋鞄製作所牛革ベーシック:1,310g前後
その差は230g程度です。
ちなみに1年生の算数教科書(日本文教出版)は377gあります。
教科書1冊分の違いもないくらいだから、実際のところは本体重量での違いってそんなに気になりません。
★本当に大切なのは【体感重量】です!
本当に気にしないといけないのは、次に説明する「体感重量」なんです。
体感重量とは(背負い心地・フィット感)のことで、機能やデザイによって大きく変わってきます。
だから、軽さということで本当に注目すべきは「3位:機能」となります。
どの部分の機能に注目すればいいかというと、
・肩ベルトの付け根の背カン
→動く背カンで、成長&体型に合わせて背負やすさが向上します。
・肩ベルトの形状
→体に沿う湾曲形状にすることで、体への負担が軽減され軽く感じられます。
・背当て部のデザインと素材
→清潔性と快適性を保つデザインや素材の採用で、背負心地がよく蒸れません。
の3点です。
具体的に言うと「動く背カン」や「背当て部のクッション性や通気性」によって、軽く感じるかどうかの体感重量は違ってくるのです。
また、肩ベルトの形状によって、
動く背カンで有名なのは、『フィットちゃん背カン』と『天使のはね』です。
多くのランドセルブランドで採用されているので、どちらかの動く背カンが付いていれば問題はありません。
また、背当て部分の快適性も各ランドセルブランドで改善が進んで、背負い心地の良さは向上しています。
ランドセルブランドの公式サイトを見れば分かりますが、背負いやすいランドセルの開発研究はかなり進んでいます。
そして改善されているといえば、「材質」もかなり進化しています。
進化しているランドセルの材質についてはコチラのページで詳細を説明しています。>>進化しているランドセルの材質